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コルチカム(Cyclamen Colchicum)


コルチカムとは

黒海の東側、コーカサス山脈に自生し、6月から9月頃にかけて花を咲かせる原種シクラメン。
プルプラセンスとは近縁で、完全に葉を落とすことがなく、夏の間に葉が入れ替わります。
現在でもほとんど市場に出回ることのない、大変めずらしいシクラメンです。


コルチカムは世界的に見ても、大変希少な原種シクラメンです。
プルプラセンスとは近縁で、栽培はそれほど難しくはありませんが、種が非常に出来にくいようです。
やや日陰の涼しい環境を好むようで、日本の気候では、暑くなりすぎないよう注意が必要です。
また、葉を完全に落とすことがありませんから、1年を通して十分な水やりが必要です。


姿はプルプラセンスに似ていますが、コルチカムの方は葉模様の変化が少なく、葉の外周にギザギザがあるのが特徴です。
花はプルプラセンスに近い濃いピンクで、香りがあります。
全体的に、やや草丈が低くなる傾向があるようです。

我が家のコルチカム


私は2011年に、たまたま販売されているのを知り、幸運にも入手することが出来ましたが、普通のコウムやヘデリフォリウムの10倍以上の値がついていました。
今年も30輪以上の花を咲かせてくれましたが、種は全く取れそうにありません。
受粉すらしていない様子なので、自家受粉をしない可能性があります。
ただし、花粉の量が非常に少なく感じられるので、それが原因の可能性がありますので、気候や株が若いなどの問題があるのかも知れません。
どんなに高くても、もう1鉢買っておくべきだったのかも・・・

2013年11月に、ついに受粉したらしく、螺旋を巻きました!
9月に1度受粉した形跡があったのですが、その時はすぐに萎れてしまいました。
今回受粉した物は10月中旬以降に咲いた物、あるいは咲いていた物で、それらは全て螺旋を巻きました。
昨年までは、この時期でも受粉した形跡がありませんでしたから、上に自家受粉しないかもと書きましたが、どうやらそうではなく、かなり低い気温と、株の成熟度が関係しているのかもしれません。
もっとも来春から来夏にかけて、無事に種が取れるかどうかは、運次第ですが・・  (2013年12月/追記)

結局、今シーズンは種を取ることは出来ませんでした。
4月上旬までは順調だったのですが、その後萎れ始めて、4月末までに全てダメになってしまいました。
しかし何となくコツの様なものが解ってきましたので、来年に期待したいと思います。 (2014年5月/追記)

   
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